クレジットカードを所有することで得られるメリットについてまとめました。
多くのクレジットカード会社では、ポイント還元サービスを提供しています。100円または200円ごとに1ポイント貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円で使えたり景品が選べたりするなど、サービスを展開しているところもあります。こうしたサービスをクレジットカード選びの参考にされている方も多いようです。
インターネットを使ったオンラインショップなど、その決済にはクレジットカードが使えるところが多くなっています。決済する際に、現金振り込みや代金引き渡しなどの手間も省けますので、ネットでよく商品を購入される方にはクレジットカードが重宝されます。
欧米諸国ではクレジットカードでの支払いが一般的です。特に高額商品は、紙幣の偽札対策などの観点から、キャッシュ(現金)よりもクレジットカードでの支払いが好まれます。海外旅行を今後検討されている方にとっては、クレジットカードのほうが使い勝手がよいでしょう。
クレジットカードは、カード会社が「この人は信用できる」という方に与えるサービスですから、カードを持っているだけでもその人の信用が得られます。もちろん、利用すればするほどランクアップしたカードが取得しやすくなり、ゴールドカードなど上流ステータスのカードを所有する人であれば、相応の信用が得られます。
クレジットカードを利用して高額な商品を購入した際、その支払いサービスに保険がついていることがあります。主に旅行やショッピングに関する保険を用意しているクレジットカード会社が多いようです。保険の種類はさまざまで、年会費が高いクラスのカードを所有している人ほど使えるサービスが多くなるというのが主流です。
便利な反面、クレジットカードを使う際には注意点もあります。例えば、高額商品を分割で購入する場合、あるいはキャッシングサービスを利用する場合は、利息(手数料)がつきます。特にキャッシングは、その利息が高い傾向にありますので、借り過ぎには注意しましょう。
またリボ払いを利用する場合、見方によってはクレジットカード会社から借金をしていることになりますので、こちらも使いすぎには注意が必要です。
クレジットカードはポイント還元や割引サービスなど、現金での支払いよりもメリットが多いケースは少なくありません。
しかし、クレジットカードは現金支払いにはないリスクが存在します。それが、不正使用です。
たとえば、不正アクセスによってカード番号や使用期限が知られてしまった場合、本人になりすまして買い物をすることが可能です。
これはネットショップではカードの提示ではなく、番号入力によって支払いが発生するからです。
こうしたなりすましによって、知らないところで自分のクレジットカードが使用されていたというケースは多いです。
そういった事件を防ぐためにも、クレジットカードにはセキュリティコードが表示されています。
たとえ暗証番号などを不正入手したとしても、セキュリティコードを入力しない限り使用はできなくなっています。
セキュリティコードとは、カードに記載されている3桁の数字のこと。
カードの裏面を見ると、7桁の番号がかかれていると思います。その番号の右端の3桁が、セキュリティコードです。
例外として、4桁の数字がセキュリティコードのケースもあります。
クレジットカードのトラブルは、なりすましだけではありません。ここでは、日常生活で起こりうるトラブル事例について解説します。
トラブルの中でも一番注意すべきなのが、盗難による被害です。
例え、暗証番号が知られてなくても、カード番号とセキュリティコードがそろっていれば簡単に利用できます。
限度額いっぱい買い物して、それを売却することで現金化する手口は後を絶ちません。盗難以外でも、紛失によって不正利用されるケースもあります。
そのため、紛失に気づいた際は、直ちにカード会社へ連絡して使用中止・再発行の手配をするようにしましょう。
インターネットショッピングが主流となった近年では、フィッシング詐欺によるカード被害が増加しています。
フィッシング詐欺は公式サイトのDMを装い、クレジットカードの情報を打ち込ませるという手段で、最近では大手サイトからのDMを装うなど手口が巧妙化しています。
手口の一例を見てみましょう。
メールで「不正アクセスされた形跡があるため、パスワードの確認をお願いします」といった文章を送り、メール内のアドレスをクリックさせます。
アドレスの先は一見公式サイトに見えますが、実はサイトの見た目がアドレスを公式サイトにそっくりなだけの偽サイト。
その偽サイトにログインさせることで、クレジットカードや個人情報を入手するというのがフィッシング詐欺の手口です。
身に覚えのない請求が送付された場合、なにかしらのトラブルに巻き込まれている可能性が高いです。
この時にカード会社への連絡が遅くなると、補償が受けられなくなってしまう可能性があるため、月々の利用明細はこまめに確認するようにしてください。
本来、クレジットカードには盗難保険がかけられています。盗難保険を利用することで、なりすましや盗難によって発生した損害は保険会社が支払ってくれます。
しかし、場合によっては盗難保険がおりない可能性があるので、ある程度は自分自身で管理することも大切です。
例えば、暗証番号が他人に知られている場合、盗難保険はおりません。なぜなら暗証番号はカードに記載されておらず、自分しか知り得ない番号だからです。
「暗証番号を誕生日などにしないでください」という注意書きは、このためにあります。
安易な番号は、もはやセキュリティ性が皆無であり、補償が適用されないケースも有るのであります。
そのため、クレジットカードは、紛失だけではなく番号の漏洩(ろうえい)も絶対に防がなければなりません。
カード番号やパスワードなどは、人の目につかないところで厳重に保管しましょう。
他には、漫画喫茶などで不特定多数の人が使用するパソコンで、パスワードなどを入力するサイトにアクセスしないというのも大事です。