クレジットカードには有効期限があります。初めてクレジットカードを作ったばかりの人は、有効期限が近づくと何をしたらいいのか焦ってしまいますよね。
落ち着いて対処できるように、更新や期限切れに関する情報を知っておきましょう。
クレジットカードに有効期限があるのは、次の2つの理由があるからです。
カードの材質はプラスチック製で、長期間使い続けると汚れやキズが増えていきます。
それが磁気部分やICチップにまで起こると、使用できなくなる恐れがあるのです。劣化を防ぐためにも、定期的に交換して問題なく使用できるようにします。
クレジットカードを利用する犯罪が増えており、スキミングやフィッシング詐欺などが多いです。そのため、定期的に交換して、最新の防犯機能のあるカードに変えることで被害を防ぐことができるでしょう。
また、通常通りクレジットカードを使用するため、犯罪者に利用されるのを防ぐためにも有効期限は必要です。
ここでは、クレジットカードの有効期限に関することを紹介していきます。
クレジットカードの有効期限は、カードの表面に表示されています。エンボス加工(カード表面の凸凹になっている箇所)で「07/17」、「10/19」のように4桁の数字の間にスラッシュがあります。これがクレジットカードの有効期限です。
有効期限の見方は、「07/17」なら2017年7月まで利用できるということです。前の2桁の数字が月を表していて、後ろの2桁が年数を表しています。有効期限はその月の末日まで利用できます。「10/19」ならば2019年の10月末まで使えるのです。
また、カード会社によっては、期限を少し過ぎても使えるようになっています。ある程度の猶予がありますから、すぐに使えなくなるわけではないので安心してください。
期限が近づいてきたら気になるのが更新の仕方ですが、所有者はなにもしなくても自動的に更新されます。
また、使い方が悪いなどの理由があれば、クレジットカードは更新されずに有効期限が切れて終了。普通に使い続けていれば、カード会社から新しいクレジットカードが届くようになっています。
更新されたカードが届くのは、カード会社によって違いますが期限の1ヵ月前には届くようになっています。
期限を過ぎても手元に届いていない場合は、発送が遅れているか住所が変わったのに届け出を出していないなどが関係しています。
発送の遅れはカード会社の責任ですから、少しでも遅いと思った人は会社に連絡してください。引越しをした人は、必ずカード会社に変更した住所を伝えるようにしましょう。
有効期限があっても、普通に使っていればクレジットカードは自動的に更新されるので安心してください。次に、更新されない原因についてみていきましょう。
クレジットカードが自動的に更新されないのは、次のようなことが原因です。
カード会社にとってクレジットカードを利用してもらうことで、手数料収入を得ています。
その収入が得られない会員には、会社にとってもプラスにならないので更新拒否するのです。新しいカードの作成費や、会員のデータを管理する費用も発生するので、会社にとって更新してもメリットがありません。
一度の延滞ではなく、何度も繰り返したり長期間の延滞をしたりした場合は更新されません。カード会社にとって何度も延滞している会員は、貸し倒れする危険性があるので信用できません。
カード会社は更新の際に、個人信用情報機関を確認します。そこで信用情報が悪化している、他のクレジットカードの利用状況が悪い、自己破産しているなどの情報があれば信用を失います。
担当した人が、「この人はいつか踏み倒す可能性がある」と判断されたらカードは更新されません。
会社のオペレーターに対して苦情や無茶な要求をしてくるクレーマー、購入履歴が年収に対して高額な商品ばかりの人も更新拒否されます。
上記で紹介したように、会員の信用が重要なのでオペレーターへの接し方、無理のないカードの使い方をすることが重要です。
普通は自動的に更新されますが、カード会社によって更新に必要な書類を記入しないといけません。
書類を提出しないと期限切れということで利用できず、提出期限より遅れてから送っても更新されないので気をつけてください。
新しいクレジットカードが届いたら、すぐにそのカードを使用できます。その前に、カードが届いたら次のことを行っておきましょう。
新しいカードにはサインがないので、必ずサインしましょう。サインは以前と同じでも違っていても大丈夫ですから、真っ先に書くようにしてください。
電気代や携帯料金などの固定費の支払いをカードでしている人は、新しくクレジットカードの情報を更新しないといけません。
また、カード番号はそのままですが、有効期限が違うので変更が必要です。もし、変更しないと固定費の支払いができなくなる恐れがあるので注意してください。
古いカードはただ捨てるのではなく、ハサミで細かく切ってから処分します。磁気やICチップにはまだ情報が残っていますから、この2ヵ所だけは絶対に切るようにしましょう。他には名前やカード番号も切っておけば問題ありません。
クレジットカードは正しく使っていれば自動的に更新されますから、初めてで不安な人も大丈夫です。これからもカードを使い続けるためにも、更新拒否される原因を把握しておき、有効期限が過ぎてもカードが届かないということを防ぎましょう。