クレジットカードを、複数持つことに不安を感じる人は多いです。しかし、実は複数持ちの方がお得なんです。カードを複数持つことのメリット、使用する上での注意点について説明していきます。
クレジットカードを持つときは、プロパーカードと提携カードをそれぞれ使い分けた方がお得です。
JCBやVISAなどといった国際ブランドを表すプロパーカードは、海外アシスタント、不正利用保険や国内外旅行傷害保険などの保険、家族カードの追加の発行ができるといったサービスが充実しています。
提携カードはプロパーカードとは異なり、そのカード会社が提携するサービスの割引、ポイント還元率の優遇といった点に特化しています。
プロパーカードをメイン、提携カードをサブとして使い分けることで、それぞれの特典やサービスが同時に受けることができるのです。
また、クレジットカードによっては、メインとサブのどちらかのポイントに交換したり、他のポイントと合算したりすることができます。
例えば、三井住友VISAカードであれば、下記のような特典があります。
http://www.hajimete-creditcard.com/credit-riyou/3834/
引用:クレジットカードは2枚持ちがおすすめ!選び方と注意点 | はじめてクレジットカード
これだけの企業と提携しているため、効率的にポイントを貯めることが可能です。
たくさんあるカードの中から、普段使いとしてメインになるものを見つけるには、自分の生活に合っているものを選ぶことが重要になります。
使用頻度が多いカードになるので、いかにお得になるものを選ぶのが重要になってきます。
メインで使用するクレジットカードとして選ぶなら、「ポイント」「キャッシュバック」「ブランド力」の要素に注目するといいでしょう。
ポイントは、商品を購入したときに付与されるものです。クレジットカードを使って商品を買えば買うほどポイントが付いてきます。
貯めたポイントで、クレジットカード会社が用意した商品券がもらえたり、ギフトカードに変換できたりお得な特典がもらえます。
その商品券やギフトカードは、提携している企業であればどこでも使用できるものもあります。お得な特典を受けるためにも、ポイントをコツコツ溜めいきましょう。
キャッシュバックは、カードを使い買い物したときに貯まるポイントが、支払った総額から値引きされることをいいます。
貯まっていたカードのポイントが一定額に達すると、買い物券に代えることができ、次回から値引きができるお得なサービスです。
クレジットカードには、国際ブランドというものがあります。有名どころしてJCB、MASTER、VISAの3社が挙げられ、これらは国内のほとんどの店舗で利用ができます。
このブランド力は、日本だけじゃなく海外でも通用します。そのため、旅行やビジネスと用途を問わず幅広い分野で活用できるのです。
先述した3社以外にも、ダイナースクラブやアメックスなどもブランド力が強いカードです。それを使っても良いのですが、国内だと利用できない店舗があったり、特典が違ったりなど受けられるサービスに限りがあります。
ブランド力を重視したいのであれば、利用できる店舗やサービスが充実しているところを選ぶようにすると良いでしょう。
サブカードは、メインカードの欠点を補ってくれるメリットがあります。
例えば、車移動が多いのであれば、贔屓にするガソリンスタンドは限定されます。そのガソリンスタンドが発行しているカードを使うと、料金が常時割引が適用されるので大変お得です。
このように、効力が発揮できる場が限定されるカードは、サブカードとして使うのがおすすめです。
メインとサブ、双方の弱点を明確にして、それぞれのサービスで補い合う関係性を持たすことができれば、正しいカードの振り分けができているといえるでしょう。
サブカードはメインカードと違い、使用頻度があまり高くありません。しかし、使うべきところで使えるようにするため、常に財布に入れておきましょう。
クレジットカードを選ぶ際は、もしものことを考えて保険が付帯されているものを選びましょう。
カード会社によって、最初から保険が付帯されているものもありますが、別途で申し込まないといけないものもあります。どんな保険サービスがあるのか、無料なのか、別途で申し込まないといけないのか、これらは申請する前にカード会社の公式サイトやパンフレットで確認するようにしてください。
また、保険サービスの中には「旅行保険」といったものがあります。海外で怪我や病気をした場合、診察や治療費だけで100万円以上かかることがあります。そんなときに、旅行保険に入っていれば治療保証を受けることができます。
例えば、メインカードの旅行保険の金額が200万円、サブカードが100万円であれば合計300万円の補償が受けられます。
また、死亡・後遺傷害の場合は一番金額が高い補償が適用されるため、2枚持ちすることで上乗せができます。
各カード会社によって上限額は異なるので、申し込む前に補償額もしっかり確認しておきましょう。
2枚持ちをするなら、年会費に注意しなくてはいけません。カード会社によっては、初年度だけ無料のところもありますし、永久無料のところもあります。初年度のみであれば、翌年は年会費が発生しますし維持費が大きく違ってきます。
年会費はクレジットカード会社によって異なります。下記の表を目安にしましょう。
カードの種類 | 年会費 |
---|---|
一般カード | 1,000円~2,500円 |
ゴールドカード | 1,500円~20,000円 |
プラチナカード | 20,000円~50,000円 |
これからカード会社を決めるのなら、年会費もしっかり確認しておくことも大切です。
クレジットカードを複数枚使い分けてると、どのカードでいくら使ったのかちゃんと把握しておかないといけません。無計画に使ってしまうと、自分が想像していた請求金額より高額になってしまうことがあるからです。
使いすぎを防止するために、小まめにカードの詳細を確認しておきましょう。最近は、自分が何に使ったのか、次の請求額はいくらなのかなどの明細を、カード会社のWebサイトで閲覧することができます。使いすぎに注意して上手く管理をしていきましょう。
クレジットカードを複数枚持っていると、紛失や盗難の被害に気付きにくくなってしまいます。
紛失や盗難被害に遭うと、そのカードが悪用されてしまう恐れがあり、身に覚えのない料金請求されてしまう恐れがあるのです。
カードを2枚以上持つ場合は、使ったらすぐに財布に入れて紛失や盗難防止をして、より注意深く管理した方が良いでしょう。
もし、紛失や盗難に気付いた場合は、すぐにクレジットカード会社に連絡をして、使用をストップすることができます。
また、カード会社によっては被害に遭った際に一括で対応することもでき、リスクを最小限に抑えられます。